2008年01月05日
ヴェルサイユの幽霊
1901年8月10日土曜日の午後4時ごろ、観光でヴェルサイユ宮殿を訪れた二人のイギリス人女性が、おしゃべりに夢中になりながら、グラン・カナル(大運河)からヴェルサイユ宮殿内の離宮プチ・トリアノンに通じる並木道に入り込んだ。
二人の夫人は、年上がミス・モーバリ58歳。もう一人は、ミス・ジョーダン37歳である。
2人とも、女学校の校長で、すぐれた知性と理性の持ち主であることは言うまでもない。
彼女達は、休暇を利用して数日前からパリに来ていた。そして、その日一日をパリ近郊のヴェルサイユ見物にあてたわけだ。

※王妃マリー・アントワネット(豪壮だが重苦しいヴェルサイユを嫌い、同じ庭園内にある軽やかなロココ風のプチ・トリアノンを愛した。)
夏のよく晴れた日で、2人は美しい庭園の眺めを堪能しながら、散歩を続けた。
ヴェルサイユ宮殿の庭は実に広大で、噴水や芝生、たくさんの木々が立ち並び、並木道が交差する。
2人の女性は、グラン・トリアノンまで来ると、本道から左のわき道にそれ、並木の下を歩くことした。
「帰るまで、まだ時間はたっぷりある。あまりにも見事なヴェルサイユの庭園。すこし、横道にそれて散策してみよう」という気になったのかもしれない。
無想がちな散策者であれば、だれでもやるであろう、ちょっとした気まぐれ、だが、2人は、このちょっとした気まぐれのために、世にも不思議な経験をすることになる。

※プチ・トリアノン(ヴェルサイユ宮内の離宮)
2人が歩いてゆくと、果樹園があり、その近くで緑の古風な衣装を身に着け三角帽(18世紀ごろの帽子)をかぶった2人の男に出会った。
守衛だとおもったミス・モーバリとミス・ジョーダンは、彼らに歩み寄り、プチ・トリアノンへの道を聞いた。
「まっすぐ、お行きなさい」と2人の男は答えた(教養あるイギリス人女性であるミス・モーバリとミス・ジョーダンはフランス語に不自由はしなかった。今日でも、米英では、外国語科目にフランス語を選択する例が多い。)
2人のイギリス人女性は、言われたとおりの道を進んだが、突然、なんともいえない憂鬱な気分に襲われるのを感じた。
のちに、ミス・モーバリは書いている。「わたしたちは、相変わらず、おしゃべりをしながら、ぶらぶら歩いていました。ところが、並木道を出たあたりから、私は、ひどく気がめいり、何とかそれを振り払いたいと思ったのですが、気分は重くなるばかりでした。連れの者が気づいて心配してはいけないと、さりげない風をよそおったのですが、そのうち、我慢できないくらい気分がわるくなってきたのです。」
ミス・モーバリが、落ち込んだ気分を隠そうと努力している一方、実は、ミス・ジョーダンも、急に気分が悪くなっていた。
彼女は書いている「私は、夢遊病にかかったような気分で、現実からさまよい出た気がし、どうにもやりきれなくなってきたのです」。
それでも、2人は散歩を続け、一軒の家の前を通りかかった。
その戸口に一人の女と13~4才の少女がいるのに、ミス・ジョーダンは気づいた。
少女の方は水差しを抱えている。
驚いたことに、2人ともひどく古風な服装で、床に引きずるようなロングスカート、耳までかぶる白いボンネットといういでたちであった。
気分はなおも悪くなるが、2人は歩き続け、こんもりとした茂みを抜けると、岩に囲まれた音楽堂のような小さな建物のまえに出た。
「その場所は」、ミス・モーバリは書いている、「何もかも奇妙で、ヘンな感じがしました。音楽堂の後ろの木立は、平べったくて生気がないのです。さらに、日がかげってきたようでした。また、木の葉1枚そよぎませんでした。」
音楽堂には、一人の男がいた。
つばの広い帽子をかぶり、マントをはおった男が音楽堂の手すりに腰を掛けている。
2人が近づくと、男は振り向いてジット見つめた。あばた面で、浅黒い顔。
突然、2人は、もう一人の男が自分達のそばにいることに気づいて、飛び上がらんばかりに驚いた。
この男も黒っぽいマントを羽織り、大きな帽子をかぶっている。
きれいな黒い瞳、髪をカールさせたこの男は、昔の貴族を連想させた。
ミス・モーバリの手記によると「その人は、昔の肖像画から抜け出てきたかのようでした」。
男はにこやかな顔をしていたが、すこしあわてた様子で言った。「そちらへ、言ってはいけませんよ。」
そして、手で別の方角を示して、「こちらです。メゾン(邸宅)をお探しなさい」。
そこで、2人は、教えられた道を進み、右にかかるひなびた小さな橋を渡ろうとして、振り返った。
先ほどまでいた男達は2人とも、かき消すようにいなくなっていた。
2人は、内心動揺しつつも、岩の裂け目を流れる小さな滝を渡り、やがて、プチ・トリアノン宮の後側に出た。
ようやく、ほっとして宮殿に近づくと、芝生の中に女の人が座っていて、絵を描いているように見えた。
その女性は、見事な長い金髪に白い麦藁帽子をかぶり、短くて白い薄手の服を着ていた。ブラウスの色は緑だった。
2人のイギリス婦人が、傍らを通るとき、その見知らぬ女性は振り向いて彼女達をじっと見た。
再び、ミス・モーバリの手記から引用しよう。「顔つきをみると、若くはないが、とてもきれいな女性でした。ただ、どこか冷たく、人をひきつける感じがしませんでした。
それどころか、なんとなく嫌な感じの人で、わたしたちはさっさと通り過ぎてしまいました、、、。それから、宮殿のテラスに向かったのですが、なんだか夢でも見ているような気分でした。あたりは、気持ちが悪いくらい、しんとして、それこそ、息苦しいくらいだったのです。」
方角がわからず、道に迷ってしまった二人は、プチ・トリアノン宮の側面に沿って歩いた。
すると、背後の扉が、ギーとなって開き、一人の若者が、建物から出てきた。ミス・ジョーダンは、この若者を見て従僕(召使)を連想している。
この若者は、2人を呼びとめ、「庭を一回りして、正面広場にでれば、そこから中へ入れますよ」と言った。
ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、言われたとおり、プチ・トリアノンの正面入り口に向かった。
しばらくすると、それまで2人の胸を締め付けていたような不安感がとれ、周囲にはよく晴れた夏の午後の光が満ちて、木々の葉もまた、風にそよぎ始めた。
その後も2人は見学を続け、やがてイギリスに帰ったが、ヴェルサイユでの奇妙な体験については、お互い一言も口に出さなかった。
一週間たって、ミス・モーバリは、ミス・ジョーダンに聞いた「ねえ、ヴェルサイユには幽霊がでると思って?」。
ミス・ジョーダンは、即座に答えた「ええ、でると思うわ。」
「どこで、そんな感じがした?」
「あのトリアノンの庭でよ。」
そして、2人は、あの日の出来事を話し合ってみた。
すると、奇妙なことに、いくつかの点で2人の記憶には食い違いがあった。
たとえば、ミス・モーバリは水差しを抱えて母親といっしょに戸口に立っていた少女を見なかったし、ミス・ジョーダンは、芝生で写生をしていた婦人を見なかったというのである。
翌1902年1月2日、ミス・ジョーダンは、今度は、一人でヴェルサイユを訪れた。
以前と同じように、プチ・トリアノンに向けて庭園を歩き、アムール(愛の女神)の神殿沿いの並木道を歩いた。
しばらくは、何も起こらなかった。
ところが、マリー・アントワネットの「王妃の館」へと通じる橋を渡るとき、急に、前年8月10日と同じような胸騒ぎを感じた。
「まるで」、とミス・ジョーダンは書いている「ある線を越えると、魔法の国に迷い込んだようでした」。
そのとき、彼女は、2人の男を見た。
2人とも詰襟の上着を着て、一人は帽子つきの赤マント、もうひとりは青いマントを羽織っていました。
ミス・ジョーダンが、別の方向に目を転じたあと、彼らを見ようとすると、おどろいたことに彼らは煙のように姿が見えなくなってた。
その後、ミス・ジョーダンは、「王妃の館」を見学し、庭園散策を始めた。
こんもり茂った森の中に入り込む。
すると、目に見えない群集が彼女の周りにいるような気がした。
すぐ、耳元でフランス語の会話が囁かれるのが聴こえたし、衣服のきぬずれの音もした。
あまり、遠くない場所で音楽が演奏されているのも耳にした。
やはり、夢の中にいるような気がしたが、しばらく歩いていると、無事本道に戻ることができた。
人にたずねてみたところ、その日、庭園で演奏会など全くなかったといわれた。
1904年の7月、2人のイギリス人女性は、再び連れ立ってヴェルサイユを訪問した。
だが、今回は、大勢の観光客が、庭園内をぞろぞろ歩いている。
2人は、以前の不思議な場所を探したが、何時間歩いても、守衛にそれらしいところを聞いても、だめであった。
彼女達が目にした家、滝や橋、そして奇妙な人物にであった音楽堂、だが、どこにもない。
ミス・ジョーダンが、1902年に迷い込んだ森もみつけることができなかったのである。

T(旅烏):「不思議な話しですね」
C(大佐):「うん、この話しは有名で、いろんな人がいろんなところで引き合いに出しているよ」
M(マスター):「まったく奇妙な出来事ですが、ケンペス夫人、謎は解明されたんですか?」
K(けんぺす):「ちょっと、あわてないで。これから話すわよ。ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、あの日の奇妙な経験の謎を解き明かしたいと思ったの。そこで、いろんな人にこの話しをし、自分たちでいろいろ調べることにした。すると、驚くべきことがわかったの。
まず、彼女達は、1901年8月10日に、映画のロケーションがヴェルサイユで行われたのではないかと考えたの。
自分達が出会ったのは、衣装を着た俳優だったのではというわけね。
ま、誰でも、まずそんな風にかんがえるわ。そこで、ヴェルサイユの博物館長と地方新聞の記者達に手紙で問い合わせた。
ところが、『当日、ヴェルサイユ宮及びその中のトリアノン離宮で映画撮影を許可したことはなく、そのようなロケがあった事実もない。
また、扮装した人物が庭園を歩いているのに気づいた守衛もいない。』という返事が返ってきたのよ。
『自分達は、ひょっとしたら過去の人物にあったのかもしれない』。
そう思った彼女達は、歴史上の記録を細かい箇所まで調べ始めた。
まず、彼女達が見た滝や橋や音楽堂だけど、ヴェルサイユについて書いた古い書物やイラスト、地図をしらみつぶしに調査したの。
当時のヴェルサイユの庭師の記録まで調べたそうよ。
そして、歴史の専門家に質問をしたりした。その結果、彼女達の見たものは、フランス大革命やその後の混乱で破壊され、全てなくなっているけど、1789年の革命以前には、たしかに実在していたことがわかったのよ。」
T(旅烏)、C(大佐)、M(マスター):「ほう!」
K(けんぺす):「それだけじゃないわ。
彼女達が出くわした人物についても、それらしい記録が歴史上見つかったの。
まず、2人が最初に出会った緑の服を着た男達だけど、王妃マリー・アントワネットがプチ・トリアノンを住まいとしていた1789年当時、庭園の門の守衛をつとめていたのは、ベルシ兄弟という2人の男で、かれらの制服は緑のフロックコートと三角帽であることがわかりました。
つぎに、少女とその母親らしい女性がいた家。
革命後にはなくなっているものの、1783年の地図にその跡が見つかった。
そこに、1789年、一人の未亡人とその娘が住んでいたことも明らかになったの。
それから、岩に囲まれた音楽堂。
これも、1900年当時には跡形もなくなっているものの、古文書でその存在が確認されたわ。
革命前に流行したロココ趣味にあわせて、ロカイユ(岩山)を周囲に巡らしていたそうなの。
そして、その音楽堂にいた男だけど、あばた面が決め手になって記録の中に見つかったわ。
ヴァンドルイユ伯、マリーアントワネットの側近よ。
カリブ海植民地生まれで浅黒い肌と天然痘にかかった跡のあばた面をしていたそうよ。
また、マリーアントワネットの衣装係の女官エロフ夫人の日記によれば、当時の宮廷のシャレ者たちは、古臭い三角帽をやめて、つばの広い帽子をかぶるようになっていたそうよ。
M(マスター):「彼女たちが、普通は知るはずもないようなフランス革命直前の宮廷の風俗や細かい情景についてまで語るので、専門家達はおどろいたことでしょうね。」
K(ケンペス):「そうね。でも、小川にかかっていたひなびた田舎風の橋と滝については、なかなか記録が見つからず、二人はうそつき呼ばわりされるところだったのよ。
ところが、ついに、エゼック伯爵の書いた『一小姓の回想』という本の中で、プチ・トリアノンの庭園には、『小さな滝と廃墟、そして、スイスの山中で見かけるような田舎風の橋』がかかっているという記述が見つかった。
それらは、すべて、革命後に完全に破壊されてしまったのだけど、1789年当時には彼女達の言うとおり実在していたのよ。」
C(大佐):「さて、お次は、ミス・モーバリが見たきれいなご夫人の正体ですな」
K(ケンペス):「まあ、そうせかさないで。
ミス・モーバリが見た芝生に座って絵を描いている女性だけど、さっきも話した宮廷の衣装係エロフ夫人の日記によれば、1789年の7月と9月、マリー・アントワネットは、短いスカートの白い衣服を良く着たということよ。
そして、上着には緑がお好みだったとか。」
M(マスター):「ということは、、、」
K(ケンペス):「そうね。だいたい察しがつくわね。
そして、決定的なことに、ミス・モーバリは、ヴァルトミューラー作の王妃マリーアントワネットの肖像を見せられた。
その肖像画は、まさにあの女性だったそうよ。
王妃の秘書役だったカンパン夫人の回想録には、『数多い肖像画の中でも、ヴァルトミュラーの肖像画だけが王妃そっくりに描けている』との証言があります。」
M(マスター):「うーん、ということは、2人のイギリス人女性は100年以上前の過去に迷い込んだというわけですか!」
K(ケンペス):「そうなの。2人の調査に協力した歴史家によって、1789年8月のある時期だというところまで特定されているわ。」
C(大佐):「となると、1789年8月のある日、王妃マリーアントワネットの方でも、1901年のモードに身を包んだ女性が歩いていくのを目にした事になりますな。」
K(ケンペス):「ざんねんながら、そういう記録は歴史上ないようね。
でも、見たかもしれないわ。ただ、1901年ごろのイギリスというのは、ビクトリア朝といって、ひどくモラルにうるさい時代でした。
今とはちがって、ミニスカートなんかじゃなく、黒とかグレーの、それこそくるぶしまで達するロングスカートに、同じく黒系のタイトな上着よ。アントワネットの宮廷の女性の方が、よっぽど派手だわ。
しかも、ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、女学校の校長先生でおまけに行き遅れのオールド・ミスだから、きっと地味な服装だったに違いないわ。アントワネットは、宮廷に出入りしている貴族のお付きの尼僧かなにかとおもったかもね。」
T(旅烏):「ただ、王妃の方も、ミス・モーバリをじっと見たというから、ヘンな服装の人が歩いているとおもったのかも。」
C(大佐):「うん、そうだね。あるいは、そこだけ、何か、空気が揺らいでいるという風に見えたのかもしれない。」
M(マスター):「ちょっと、話しは変わるけど、5年くらい前の映画でソクーロフというロシア人監督の映画に『エルミタージュ幻想』というのがあったね。
あの映画は、現代人の監督が過去のロシアの宮廷に迷い込むという設定だったけど、ちょっと似ていますね。」
C(大佐):「ああ、わしも想いだしたよ。
とくに、エカテリーナ女帝が子供たちと遊んでるところで、『エカテリーナは霊感が強いから、きずかれないように!』というセリフがあるのを想いだした。」

二人の夫人は、年上がミス・モーバリ58歳。もう一人は、ミス・ジョーダン37歳である。
2人とも、女学校の校長で、すぐれた知性と理性の持ち主であることは言うまでもない。
彼女達は、休暇を利用して数日前からパリに来ていた。そして、その日一日をパリ近郊のヴェルサイユ見物にあてたわけだ。

※王妃マリー・アントワネット(豪壮だが重苦しいヴェルサイユを嫌い、同じ庭園内にある軽やかなロココ風のプチ・トリアノンを愛した。)
夏のよく晴れた日で、2人は美しい庭園の眺めを堪能しながら、散歩を続けた。
ヴェルサイユ宮殿の庭は実に広大で、噴水や芝生、たくさんの木々が立ち並び、並木道が交差する。
2人の女性は、グラン・トリアノンまで来ると、本道から左のわき道にそれ、並木の下を歩くことした。
「帰るまで、まだ時間はたっぷりある。あまりにも見事なヴェルサイユの庭園。すこし、横道にそれて散策してみよう」という気になったのかもしれない。
無想がちな散策者であれば、だれでもやるであろう、ちょっとした気まぐれ、だが、2人は、このちょっとした気まぐれのために、世にも不思議な経験をすることになる。

※プチ・トリアノン(ヴェルサイユ宮内の離宮)
2人が歩いてゆくと、果樹園があり、その近くで緑の古風な衣装を身に着け三角帽(18世紀ごろの帽子)をかぶった2人の男に出会った。
守衛だとおもったミス・モーバリとミス・ジョーダンは、彼らに歩み寄り、プチ・トリアノンへの道を聞いた。
「まっすぐ、お行きなさい」と2人の男は答えた(教養あるイギリス人女性であるミス・モーバリとミス・ジョーダンはフランス語に不自由はしなかった。今日でも、米英では、外国語科目にフランス語を選択する例が多い。)
2人のイギリス人女性は、言われたとおりの道を進んだが、突然、なんともいえない憂鬱な気分に襲われるのを感じた。
のちに、ミス・モーバリは書いている。「わたしたちは、相変わらず、おしゃべりをしながら、ぶらぶら歩いていました。ところが、並木道を出たあたりから、私は、ひどく気がめいり、何とかそれを振り払いたいと思ったのですが、気分は重くなるばかりでした。連れの者が気づいて心配してはいけないと、さりげない風をよそおったのですが、そのうち、我慢できないくらい気分がわるくなってきたのです。」
ミス・モーバリが、落ち込んだ気分を隠そうと努力している一方、実は、ミス・ジョーダンも、急に気分が悪くなっていた。
彼女は書いている「私は、夢遊病にかかったような気分で、現実からさまよい出た気がし、どうにもやりきれなくなってきたのです」。
それでも、2人は散歩を続け、一軒の家の前を通りかかった。
その戸口に一人の女と13~4才の少女がいるのに、ミス・ジョーダンは気づいた。
少女の方は水差しを抱えている。
驚いたことに、2人ともひどく古風な服装で、床に引きずるようなロングスカート、耳までかぶる白いボンネットといういでたちであった。
気分はなおも悪くなるが、2人は歩き続け、こんもりとした茂みを抜けると、岩に囲まれた音楽堂のような小さな建物のまえに出た。
「その場所は」、ミス・モーバリは書いている、「何もかも奇妙で、ヘンな感じがしました。音楽堂の後ろの木立は、平べったくて生気がないのです。さらに、日がかげってきたようでした。また、木の葉1枚そよぎませんでした。」
音楽堂には、一人の男がいた。
つばの広い帽子をかぶり、マントをはおった男が音楽堂の手すりに腰を掛けている。
2人が近づくと、男は振り向いてジット見つめた。あばた面で、浅黒い顔。
突然、2人は、もう一人の男が自分達のそばにいることに気づいて、飛び上がらんばかりに驚いた。
この男も黒っぽいマントを羽織り、大きな帽子をかぶっている。
きれいな黒い瞳、髪をカールさせたこの男は、昔の貴族を連想させた。
ミス・モーバリの手記によると「その人は、昔の肖像画から抜け出てきたかのようでした」。
男はにこやかな顔をしていたが、すこしあわてた様子で言った。「そちらへ、言ってはいけませんよ。」
そして、手で別の方角を示して、「こちらです。メゾン(邸宅)をお探しなさい」。
そこで、2人は、教えられた道を進み、右にかかるひなびた小さな橋を渡ろうとして、振り返った。
先ほどまでいた男達は2人とも、かき消すようにいなくなっていた。
2人は、内心動揺しつつも、岩の裂け目を流れる小さな滝を渡り、やがて、プチ・トリアノン宮の後側に出た。
ようやく、ほっとして宮殿に近づくと、芝生の中に女の人が座っていて、絵を描いているように見えた。
その女性は、見事な長い金髪に白い麦藁帽子をかぶり、短くて白い薄手の服を着ていた。ブラウスの色は緑だった。
2人のイギリス婦人が、傍らを通るとき、その見知らぬ女性は振り向いて彼女達をじっと見た。
再び、ミス・モーバリの手記から引用しよう。「顔つきをみると、若くはないが、とてもきれいな女性でした。ただ、どこか冷たく、人をひきつける感じがしませんでした。
それどころか、なんとなく嫌な感じの人で、わたしたちはさっさと通り過ぎてしまいました、、、。それから、宮殿のテラスに向かったのですが、なんだか夢でも見ているような気分でした。あたりは、気持ちが悪いくらい、しんとして、それこそ、息苦しいくらいだったのです。」
方角がわからず、道に迷ってしまった二人は、プチ・トリアノン宮の側面に沿って歩いた。
すると、背後の扉が、ギーとなって開き、一人の若者が、建物から出てきた。ミス・ジョーダンは、この若者を見て従僕(召使)を連想している。
この若者は、2人を呼びとめ、「庭を一回りして、正面広場にでれば、そこから中へ入れますよ」と言った。
ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、言われたとおり、プチ・トリアノンの正面入り口に向かった。
しばらくすると、それまで2人の胸を締め付けていたような不安感がとれ、周囲にはよく晴れた夏の午後の光が満ちて、木々の葉もまた、風にそよぎ始めた。
その後も2人は見学を続け、やがてイギリスに帰ったが、ヴェルサイユでの奇妙な体験については、お互い一言も口に出さなかった。
一週間たって、ミス・モーバリは、ミス・ジョーダンに聞いた「ねえ、ヴェルサイユには幽霊がでると思って?」。
ミス・ジョーダンは、即座に答えた「ええ、でると思うわ。」
「どこで、そんな感じがした?」
「あのトリアノンの庭でよ。」
そして、2人は、あの日の出来事を話し合ってみた。
すると、奇妙なことに、いくつかの点で2人の記憶には食い違いがあった。
たとえば、ミス・モーバリは水差しを抱えて母親といっしょに戸口に立っていた少女を見なかったし、ミス・ジョーダンは、芝生で写生をしていた婦人を見なかったというのである。
☆
翌1902年1月2日、ミス・ジョーダンは、今度は、一人でヴェルサイユを訪れた。
以前と同じように、プチ・トリアノンに向けて庭園を歩き、アムール(愛の女神)の神殿沿いの並木道を歩いた。
しばらくは、何も起こらなかった。
ところが、マリー・アントワネットの「王妃の館」へと通じる橋を渡るとき、急に、前年8月10日と同じような胸騒ぎを感じた。
「まるで」、とミス・ジョーダンは書いている「ある線を越えると、魔法の国に迷い込んだようでした」。
そのとき、彼女は、2人の男を見た。
2人とも詰襟の上着を着て、一人は帽子つきの赤マント、もうひとりは青いマントを羽織っていました。
ミス・ジョーダンが、別の方向に目を転じたあと、彼らを見ようとすると、おどろいたことに彼らは煙のように姿が見えなくなってた。
その後、ミス・ジョーダンは、「王妃の館」を見学し、庭園散策を始めた。
こんもり茂った森の中に入り込む。
すると、目に見えない群集が彼女の周りにいるような気がした。
すぐ、耳元でフランス語の会話が囁かれるのが聴こえたし、衣服のきぬずれの音もした。
あまり、遠くない場所で音楽が演奏されているのも耳にした。
やはり、夢の中にいるような気がしたが、しばらく歩いていると、無事本道に戻ることができた。
人にたずねてみたところ、その日、庭園で演奏会など全くなかったといわれた。
1904年の7月、2人のイギリス人女性は、再び連れ立ってヴェルサイユを訪問した。
だが、今回は、大勢の観光客が、庭園内をぞろぞろ歩いている。
2人は、以前の不思議な場所を探したが、何時間歩いても、守衛にそれらしいところを聞いても、だめであった。
彼女達が目にした家、滝や橋、そして奇妙な人物にであった音楽堂、だが、どこにもない。
ミス・ジョーダンが、1902年に迷い込んだ森もみつけることができなかったのである。

※プチ・トリアノンからの眺め
☆
T(旅烏):「不思議な話しですね」
C(大佐):「うん、この話しは有名で、いろんな人がいろんなところで引き合いに出しているよ」
M(マスター):「まったく奇妙な出来事ですが、ケンペス夫人、謎は解明されたんですか?」
K(けんぺす):「ちょっと、あわてないで。これから話すわよ。ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、あの日の奇妙な経験の謎を解き明かしたいと思ったの。そこで、いろんな人にこの話しをし、自分たちでいろいろ調べることにした。すると、驚くべきことがわかったの。
まず、彼女達は、1901年8月10日に、映画のロケーションがヴェルサイユで行われたのではないかと考えたの。
自分達が出会ったのは、衣装を着た俳優だったのではというわけね。
ま、誰でも、まずそんな風にかんがえるわ。そこで、ヴェルサイユの博物館長と地方新聞の記者達に手紙で問い合わせた。
ところが、『当日、ヴェルサイユ宮及びその中のトリアノン離宮で映画撮影を許可したことはなく、そのようなロケがあった事実もない。
また、扮装した人物が庭園を歩いているのに気づいた守衛もいない。』という返事が返ってきたのよ。
『自分達は、ひょっとしたら過去の人物にあったのかもしれない』。
そう思った彼女達は、歴史上の記録を細かい箇所まで調べ始めた。
まず、彼女達が見た滝や橋や音楽堂だけど、ヴェルサイユについて書いた古い書物やイラスト、地図をしらみつぶしに調査したの。
当時のヴェルサイユの庭師の記録まで調べたそうよ。
そして、歴史の専門家に質問をしたりした。その結果、彼女達の見たものは、フランス大革命やその後の混乱で破壊され、全てなくなっているけど、1789年の革命以前には、たしかに実在していたことがわかったのよ。」
T(旅烏)、C(大佐)、M(マスター):「ほう!」
K(けんぺす):「それだけじゃないわ。
彼女達が出くわした人物についても、それらしい記録が歴史上見つかったの。
まず、2人が最初に出会った緑の服を着た男達だけど、王妃マリー・アントワネットがプチ・トリアノンを住まいとしていた1789年当時、庭園の門の守衛をつとめていたのは、ベルシ兄弟という2人の男で、かれらの制服は緑のフロックコートと三角帽であることがわかりました。
つぎに、少女とその母親らしい女性がいた家。
革命後にはなくなっているものの、1783年の地図にその跡が見つかった。
そこに、1789年、一人の未亡人とその娘が住んでいたことも明らかになったの。
それから、岩に囲まれた音楽堂。
これも、1900年当時には跡形もなくなっているものの、古文書でその存在が確認されたわ。
革命前に流行したロココ趣味にあわせて、ロカイユ(岩山)を周囲に巡らしていたそうなの。
そして、その音楽堂にいた男だけど、あばた面が決め手になって記録の中に見つかったわ。
ヴァンドルイユ伯、マリーアントワネットの側近よ。
カリブ海植民地生まれで浅黒い肌と天然痘にかかった跡のあばた面をしていたそうよ。
また、マリーアントワネットの衣装係の女官エロフ夫人の日記によれば、当時の宮廷のシャレ者たちは、古臭い三角帽をやめて、つばの広い帽子をかぶるようになっていたそうよ。
M(マスター):「彼女たちが、普通は知るはずもないようなフランス革命直前の宮廷の風俗や細かい情景についてまで語るので、専門家達はおどろいたことでしょうね。」
K(ケンペス):「そうね。でも、小川にかかっていたひなびた田舎風の橋と滝については、なかなか記録が見つからず、二人はうそつき呼ばわりされるところだったのよ。
ところが、ついに、エゼック伯爵の書いた『一小姓の回想』という本の中で、プチ・トリアノンの庭園には、『小さな滝と廃墟、そして、スイスの山中で見かけるような田舎風の橋』がかかっているという記述が見つかった。
それらは、すべて、革命後に完全に破壊されてしまったのだけど、1789年当時には彼女達の言うとおり実在していたのよ。」
C(大佐):「さて、お次は、ミス・モーバリが見たきれいなご夫人の正体ですな」
K(ケンペス):「まあ、そうせかさないで。
ミス・モーバリが見た芝生に座って絵を描いている女性だけど、さっきも話した宮廷の衣装係エロフ夫人の日記によれば、1789年の7月と9月、マリー・アントワネットは、短いスカートの白い衣服を良く着たということよ。
そして、上着には緑がお好みだったとか。」
M(マスター):「ということは、、、」
K(ケンペス):「そうね。だいたい察しがつくわね。
そして、決定的なことに、ミス・モーバリは、ヴァルトミューラー作の王妃マリーアントワネットの肖像を見せられた。
その肖像画は、まさにあの女性だったそうよ。
王妃の秘書役だったカンパン夫人の回想録には、『数多い肖像画の中でも、ヴァルトミュラーの肖像画だけが王妃そっくりに描けている』との証言があります。」
M(マスター):「うーん、ということは、2人のイギリス人女性は100年以上前の過去に迷い込んだというわけですか!」
K(ケンペス):「そうなの。2人の調査に協力した歴史家によって、1789年8月のある時期だというところまで特定されているわ。」
C(大佐):「となると、1789年8月のある日、王妃マリーアントワネットの方でも、1901年のモードに身を包んだ女性が歩いていくのを目にした事になりますな。」
K(ケンペス):「ざんねんながら、そういう記録は歴史上ないようね。
でも、見たかもしれないわ。ただ、1901年ごろのイギリスというのは、ビクトリア朝といって、ひどくモラルにうるさい時代でした。
今とはちがって、ミニスカートなんかじゃなく、黒とかグレーの、それこそくるぶしまで達するロングスカートに、同じく黒系のタイトな上着よ。アントワネットの宮廷の女性の方が、よっぽど派手だわ。
しかも、ミス・モーバリとミス・ジョーダンは、女学校の校長先生でおまけに行き遅れのオールド・ミスだから、きっと地味な服装だったに違いないわ。アントワネットは、宮廷に出入りしている貴族のお付きの尼僧かなにかとおもったかもね。」
T(旅烏):「ただ、王妃の方も、ミス・モーバリをじっと見たというから、ヘンな服装の人が歩いているとおもったのかも。」
C(大佐):「うん、そうだね。あるいは、そこだけ、何か、空気が揺らいでいるという風に見えたのかもしれない。」
M(マスター):「ちょっと、話しは変わるけど、5年くらい前の映画でソクーロフというロシア人監督の映画に『エルミタージュ幻想』というのがあったね。
あの映画は、現代人の監督が過去のロシアの宮廷に迷い込むという設定だったけど、ちょっと似ていますね。」
C(大佐):「ああ、わしも想いだしたよ。
とくに、エカテリーナ女帝が子供たちと遊んでるところで、『エカテリーナは霊感が強いから、きずかれないように!』というセリフがあるのを想いだした。」

☆続く☆
この記事へのトラックバックURL
http://redlionbbm.pokebras.jp/t34754
この記事へのコメント
あけましておめでとうございますっ★(遅っ(*_*;
旅烏、今年もまたお邪魔させていただきました…★
今年一年、らいおんまるさまにとって良い一年になりますように…( ´∀`)
今回の記事も凄い素敵でした…ヽ(≧▽≦)/★
なんか原作の不思議の国のアリスみたいな不思議さでした(*^^*)
御夫人二人は、前回で言う『時間の入り組んだ場所』に迷い込んでしまったのでしょうか…★(・・?実に興味深いっ☆
それにしても、二人のみた過去の人物に相違があるのはなぜなのでしょうか… きっとそのための『二人』だったのですね^^ (Σ( ̄ ̄)そう言えば幽体者が見えるときってその人物と波長が合ってるときだって聞いたことが…)
何れにせよ、謎はつきませんねっ☆★☆
でゎでゎっ今回はこの辺にて…っ続編楽しみに待ってますっm(_ _)m
乱文失礼致しましたっ
旅烏
旅烏、今年もまたお邪魔させていただきました…★
今年一年、らいおんまるさまにとって良い一年になりますように…( ´∀`)
今回の記事も凄い素敵でした…ヽ(≧▽≦)/★
なんか原作の不思議の国のアリスみたいな不思議さでした(*^^*)
御夫人二人は、前回で言う『時間の入り組んだ場所』に迷い込んでしまったのでしょうか…★(・・?実に興味深いっ☆
それにしても、二人のみた過去の人物に相違があるのはなぜなのでしょうか… きっとそのための『二人』だったのですね^^ (Σ( ̄ ̄)そう言えば幽体者が見えるときってその人物と波長が合ってるときだって聞いたことが…)
何れにせよ、謎はつきませんねっ☆★☆
でゎでゎっ今回はこの辺にて…っ続編楽しみに待ってますっm(_ _)m
乱文失礼致しましたっ
旅烏
Posted by 旅烏 at 2008年01月10日 20:46
旅烏さん こんばんわ! こめんとありがとうございます!近く続編をUPしますのでおまちください。ひきつづき、勝手に旅烏さんを登場させてますが、もうちょっと我慢してね。
不思議の国のアリスというのは、いい連想ですね!まったく、その通り。2人のご夫人は、時間の裂け目を通って、過去に迷い込んだようです。しかも、これは、アインシュタインも興味を示したほど有名な話で、2人は本当のことを言っているとほぼ確証されていますから、まったく驚きは尽きません。
旅烏さんのサイト、ときどき訪問させていただいています。今のトップページの女海賊風の悪女もかっこいい!ほかにも、ステキなイラストがいっぱいですね!漫画も読んでみたいものです。
では、また。
不思議の国のアリスというのは、いい連想ですね!まったく、その通り。2人のご夫人は、時間の裂け目を通って、過去に迷い込んだようです。しかも、これは、アインシュタインも興味を示したほど有名な話で、2人は本当のことを言っているとほぼ確証されていますから、まったく驚きは尽きません。
旅烏さんのサイト、ときどき訪問させていただいています。今のトップページの女海賊風の悪女もかっこいい!ほかにも、ステキなイラストがいっぱいですね!漫画も読んでみたいものです。
では、また。
Posted by らいおん at 2008年01月10日 23:02
お返事ありがとうございます! 旅烏、またまた飛来させていただきました…M(..)M
はいっ^^続編、お待ちしておりますっ★
否、我慢など…! 全く持って光栄に思っておりますっ^^*
はわぁ・・・!やはりやはり…!><*
今回のケースはアカシックコードとは別物なのでしょうか・・・いずれにしろ、
御婦人方、とても貴重な体験をしたのですね・・・すごいっ★★★
わ アインシュタイン博士も・・・! ですよねっとっても興味深いですし・・・!
その事件についての研究とか、理論集とかあるのでしょうか><*是非とも読んで見たい*><*
一つ思ったのですが、今回のヴェルサイユのケースのような事件、
第一には土地柄が絡んでいるのでしょうか・・・?
かっこよく言うと裏歴史、みたいな…
何れにせよ謎は謎呼び…っ★
+++++
わぁ★ありがとうございますっM(><*)M
お それはチェルシーちゃんの事ですな♪(←名を出すな。。;
わぉ お褒め頂光栄です:*^^*
これからもつらつら便新予定なので、期待せずにお待ちを^^
ですな♪ではサイト用の漫画もしたためて見ますゆえ、しばしばしば…
それでは、乱文失礼致しました^^
旅烏
はいっ^^続編、お待ちしておりますっ★
否、我慢など…! 全く持って光栄に思っておりますっ^^*
はわぁ・・・!やはりやはり…!><*
今回のケースはアカシックコードとは別物なのでしょうか・・・いずれにしろ、
御婦人方、とても貴重な体験をしたのですね・・・すごいっ★★★
わ アインシュタイン博士も・・・! ですよねっとっても興味深いですし・・・!
その事件についての研究とか、理論集とかあるのでしょうか><*是非とも読んで見たい*><*
一つ思ったのですが、今回のヴェルサイユのケースのような事件、
第一には土地柄が絡んでいるのでしょうか・・・?
かっこよく言うと裏歴史、みたいな…
何れにせよ謎は謎呼び…っ★
+++++
わぁ★ありがとうございますっM(><*)M
お それはチェルシーちゃんの事ですな♪(←名を出すな。。;
わぉ お褒め頂光栄です:*^^*
これからもつらつら便新予定なので、期待せずにお待ちを^^
ですな♪ではサイト用の漫画もしたためて見ますゆえ、しばしばしば…
それでは、乱文失礼致しました^^
旅烏
Posted by 旅烏 at 2008年01月11日 23:25
旅烏さま、またご訪問ありがとうございますっ!チェルシーちゃんですか、かわいい名前ですね!こんどは、チェルシーをご招待しようかな。また、よろしく!では。
Posted by らいおん at 2008年01月12日 21:10
こんばんわですっ
お返事ありがとうございますっm(_ _)m★
ほ、 本当ですかっヽ(≧▽≦)/ワアア
是非とも宜しくです。m(_ _)mm(_ _)m★
でゎでゎ、単文乱文失礼いたしました(>_<)
お返事ありがとうございますっm(_ _)m★
ほ、 本当ですかっヽ(≧▽≦)/ワアア
是非とも宜しくです。m(_ _)mm(_ _)m★
でゎでゎ、単文乱文失礼いたしました(>_<)
Posted by 旅烏 at 2008年01月13日 00:43
はじめまして
先日ベルサイユに行って、庭園を散策したのがきっかけで、このサイトを見させていただきました。
今回、観光客のほとんどいない庭園の奥の広大な森まで入りこんできたのですが、今思うと、鳥肌が立ちます^^; 今でも整備されていない雑木林もたくさんありましたし、相当に古くて草に覆われた石の小さい橋も見つけました。周囲に人工物が一切無く、視力の限界まで見晴らしても人を見つけることができない森と草原にいたとき、不気味な感じがしたのですが、一歩間違ったら2人の女性と同じ経験ができたかもしれませんね^^
先日ベルサイユに行って、庭園を散策したのがきっかけで、このサイトを見させていただきました。
今回、観光客のほとんどいない庭園の奥の広大な森まで入りこんできたのですが、今思うと、鳥肌が立ちます^^; 今でも整備されていない雑木林もたくさんありましたし、相当に古くて草に覆われた石の小さい橋も見つけました。周囲に人工物が一切無く、視力の限界まで見晴らしても人を見つけることができない森と草原にいたとき、不気味な感じがしたのですが、一歩間違ったら2人の女性と同じ経験ができたかもしれませんね^^
Posted by NN at 2008年04月26日 00:48
NNさん、いらっしゃいませ!
コメントありがとうございます!
私が行ったときは、9月の晴天で、かなり暑い日でしたので、あまり神秘的な感じはしませんでした。
それと、じつは、庭園の散策より、あの偉大な大革命直前の三部会の会場を再現しているミュージアムのほうに夢中になっておりまして、、、
庭園を歩いているときも、ミス・モーバリ達のタイムスリップのことは頭をかすめたのですが、むしろ、太陽王のダンスのことやダントンの雄弁について考えながら歩いておりました。
でも、整備されてない雑木林なんてありましたっけ?
あそこの庭園は、すべて幾何学的にととのっていたような気がしております。もしかして、NNさんは、古い石の橋を見たときに、一瞬、別の時間を垣間見たのかも!!!
ともあれ、また、お越しくださいませ。
これからもよろしくお願いします!
byらいおんまる
コメントありがとうございます!
私が行ったときは、9月の晴天で、かなり暑い日でしたので、あまり神秘的な感じはしませんでした。
それと、じつは、庭園の散策より、あの偉大な大革命直前の三部会の会場を再現しているミュージアムのほうに夢中になっておりまして、、、
庭園を歩いているときも、ミス・モーバリ達のタイムスリップのことは頭をかすめたのですが、むしろ、太陽王のダンスのことやダントンの雄弁について考えながら歩いておりました。
でも、整備されてない雑木林なんてありましたっけ?
あそこの庭園は、すべて幾何学的にととのっていたような気がしております。もしかして、NNさんは、古い石の橋を見たときに、一瞬、別の時間を垣間見たのかも!!!
ともあれ、また、お越しくださいませ。
これからもよろしくお願いします!
byらいおんまる
Posted by NNさん コメントありがとうございます! at 2008年04月26日 01:02
再び、こんにちは♪
三部会の会場の再現、見てみたかったです。
宮殿寄りの庭園は、林にも柵がしてあって完全に整備されてましたが、大運河の更に奥の、彫刻も噴水も何も無い観光客のほとんど来ない雑木林(庭園じゃなくて、ただの敷地?)は存在していました^^ デジカメで石の橋や雑木林を撮影したので、何か奥に写ってないか拡大してチェックしたのですが、残念ながら何も不思議なものは写ってなかったです^^;足元は湿地で自転車の車輪も食いこむし、晴れているのにジメジメしていて熱病にかかりそうな空気でした。
今回はベルサイユ関係でこのサイトを見つけましたが、ほかの記事も見させてまらいま~す。これからも宜しくお願いします♪
三部会の会場の再現、見てみたかったです。
宮殿寄りの庭園は、林にも柵がしてあって完全に整備されてましたが、大運河の更に奥の、彫刻も噴水も何も無い観光客のほとんど来ない雑木林(庭園じゃなくて、ただの敷地?)は存在していました^^ デジカメで石の橋や雑木林を撮影したので、何か奥に写ってないか拡大してチェックしたのですが、残念ながら何も不思議なものは写ってなかったです^^;足元は湿地で自転車の車輪も食いこむし、晴れているのにジメジメしていて熱病にかかりそうな空気でした。
今回はベルサイユ関係でこのサイトを見つけましたが、ほかの記事も見させてまらいま~す。これからも宜しくお願いします♪
Posted by NN at 2008年04月29日 03:47
NNさん コメントありがとうございます!
たいていの観光客は、大運河のあたりまでしか行きませんから、NNさんは、大変貴重な経験をされましたね!
足元が湿地で、、、というのも実にリアルというか「なるほど」でした。
というのも、もともとヴェルサイユの土地は、一大湿地帯で、若きルイ14世が「大宮殿を造る!」と宣言したときは、「あんな湿地に離宮をつくるなんて、マラリアにでもかかったらどうするんですかっ!」って高官たちは猛反対したとか。
「王は踊る」という映画で、若き美少年の太陽王が「ここに宮殿を造るぞ」と言いながらヴェルサイユの荒野を家臣を引き連れて歩いていると、突然、深い泥沼にはまっておぼれそうになる、、、というシーンもあります。
わたしも、またヴェルサイユを訪れたら、かならずNNさんの見た場所まで足を伸ばそうとおもいます。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
byらいおん
たいていの観光客は、大運河のあたりまでしか行きませんから、NNさんは、大変貴重な経験をされましたね!
足元が湿地で、、、というのも実にリアルというか「なるほど」でした。
というのも、もともとヴェルサイユの土地は、一大湿地帯で、若きルイ14世が「大宮殿を造る!」と宣言したときは、「あんな湿地に離宮をつくるなんて、マラリアにでもかかったらどうするんですかっ!」って高官たちは猛反対したとか。
「王は踊る」という映画で、若き美少年の太陽王が「ここに宮殿を造るぞ」と言いながらヴェルサイユの荒野を家臣を引き連れて歩いていると、突然、深い泥沼にはまっておぼれそうになる、、、というシーンもあります。
わたしも、またヴェルサイユを訪れたら、かならずNNさんの見た場所まで足を伸ばそうとおもいます。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
byらいおん
Posted by らいおんまる
at 2008年05月01日 14:34
at 2008年05月01日 14:34

