2009年03月24日
クリスタル・ドリームズ Crystal Dream
先日の連休初日(3月20日)、ふらりと渋谷のタワーレコードに立ち寄ったら、なんとっつ!
パスカル・ロジェのミニ・リサイタルをやってました!
タワーでは、こうした販促をかねた店内ミニコンサートをよくやるんだけど、現代最高クラスのピアニスト・ロジェの生演奏がまじかで見れて、聴けて、しかも無料なんです!
インタビューを交えながらの30分くらいのリサイタルは、短いながらもとっても充実。
すっかり感激したわたしは、あおられるままに新譜CDを、いそいそと買い込み、そして、サイン会へ。
ロジェのサインをもらって、握手までしてもらいました。
(実は、3月20日は私のバースディ。いい誕生日プレゼントになりました。)
いろいろ話したかったけど、やっと言えたのは、かろうじて知っているフランス語「メルスィ・ボクゥ merci vopue」(どうもありがと)。
ロジェは、声の透き通った、笑顔のステキな人でした。
パスカル・ロジェの新譜
Crystal dreams クリスタル・ドリームズ

あのアンニュイなピアノソロの名曲「ジムノペディ Gymnopedies」で有名なサティのピアノ曲と現在日本における最良の作曲家(と私は思う)吉松隆のピアノ曲集「プレイアデス舞曲」の中の数々を交互に吹き込んだアルバム。
別の作曲家の音楽を交互にCDに録音するなんてことは、ポップスならともかく、お固いクラッシックでは珍しい。
しかも、20世紀初頭のフランスの作曲家サティと21世紀の日本の吉松。
本来、バックグラウンドの全く違う二人の作曲家。
にもかかわらず、インタビューでロジェが言っているように、なんとも不思議に雰囲気がそっくり。
ともにアンニュイな感じや、透明な浮遊感、静かな癒しの感覚といったようなものが、、、。
曲目は次の通り
サティ :
・3つのジムノペディ
・6つのグノシエンヌ
・太った木の人形のスケッチとからかい
・貧者の夢想
・愛撫
・あなたが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ)
・サラバンド第3番
吉松隆:『プレイアデス舞曲集Ⅰ-Ⅶ』抜粋
・水によせる間奏曲
・過去形のロマンス
・さりげない前奏曲
・球形のロマンス
・夕暮れのアラベスク
・小さな春への前奏曲
・けだるい夏へのロマンス
・秋の舟唄
・冬のパストラル
・鳥のいる間奏曲
・間奏曲の記憶
・途切れた淡い前奏曲
・遠い夢のロマンス
・真夜中のノエル
・静止した夢のパヴァーヌ
ロジェの演奏も素晴らしく、どれも短めのピアノ曲がトータル30曲くらい入ってますが、最後まであきません。
なかでも、特に好きになった曲が、サティの「貧者の夢想」と、名曲中の名曲「あなたがほしい」!
サティは、西洋の音楽史上はじめて「環境の音楽」ということを主張したのだとか、、、。
「環境の音楽」というのは、バックグラウンド・ミュージック(BGM)のこと。
個人でも社会でも、いろんなとこに、空気のようにさりげなく音楽が流れている、、、。
そんな、環境に溶け込んだ音楽があってもいい、、、、。
というのがサティが主張したこと。
今じゃ、普通の発想ですよね。
デパートでも、喫茶店でも、駅のホームでも、いろんなところで、音楽が流れている。空気のように環境に溶け込みつつ。
でも、100年くらい前のクラシック音楽の世界では、非常に異質な発想だったようです。
「音楽」というものは、ベートーヴェンの「運命」のような強烈な個性と自己主張を音で表現したもので、それを演奏者も聴衆も正装に身を固めて、一生懸命「芸術」として鑑賞する、、、。それが、当時の「音楽」を聴く流儀でしたから。
主に酒場で演奏するピアニストだったサティは、これに反して、声高に主張したりしない静かな音楽、聴きやすい音楽、自然な音楽をいっぱい書いたのです。後ろ指さされながら。
吉松も、難しくて、わけのわからない現代音楽に背を向けて、聴きやすいすばらしい曲をたくさん書いています。
ロジェが言うように、共通項がありますね。
そんな、サティと吉松、そしてピアニストのロジェ、3人が生んだ、星のかけらのような、光り輝くクリスタルのような小さな音楽を集めた一枚です。
by らいおんまる
パスカル・ロジェのミニ・リサイタルをやってました!
タワーでは、こうした販促をかねた店内ミニコンサートをよくやるんだけど、現代最高クラスのピアニスト・ロジェの生演奏がまじかで見れて、聴けて、しかも無料なんです!
インタビューを交えながらの30分くらいのリサイタルは、短いながらもとっても充実。
すっかり感激したわたしは、あおられるままに新譜CDを、いそいそと買い込み、そして、サイン会へ。
ロジェのサインをもらって、握手までしてもらいました。
(実は、3月20日は私のバースディ。いい誕生日プレゼントになりました。)
いろいろ話したかったけど、やっと言えたのは、かろうじて知っているフランス語「メルスィ・ボクゥ merci vopue」(どうもありがと)。
ロジェは、声の透き通った、笑顔のステキな人でした。
パスカル・ロジェの新譜
Crystal dreams クリスタル・ドリームズ

あのアンニュイなピアノソロの名曲「ジムノペディ Gymnopedies」で有名なサティのピアノ曲と現在日本における最良の作曲家(と私は思う)吉松隆のピアノ曲集「プレイアデス舞曲」の中の数々を交互に吹き込んだアルバム。
別の作曲家の音楽を交互にCDに録音するなんてことは、ポップスならともかく、お固いクラッシックでは珍しい。
しかも、20世紀初頭のフランスの作曲家サティと21世紀の日本の吉松。
本来、バックグラウンドの全く違う二人の作曲家。
にもかかわらず、インタビューでロジェが言っているように、なんとも不思議に雰囲気がそっくり。
ともにアンニュイな感じや、透明な浮遊感、静かな癒しの感覚といったようなものが、、、。
曲目は次の通り
サティ :
・3つのジムノペディ
・6つのグノシエンヌ
・太った木の人形のスケッチとからかい
・貧者の夢想
・愛撫
・あなたが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ)
・サラバンド第3番
吉松隆:『プレイアデス舞曲集Ⅰ-Ⅶ』抜粋
・水によせる間奏曲
・過去形のロマンス
・さりげない前奏曲
・球形のロマンス
・夕暮れのアラベスク
・小さな春への前奏曲
・けだるい夏へのロマンス
・秋の舟唄
・冬のパストラル
・鳥のいる間奏曲
・間奏曲の記憶
・途切れた淡い前奏曲
・遠い夢のロマンス
・真夜中のノエル
・静止した夢のパヴァーヌ
ロジェの演奏も素晴らしく、どれも短めのピアノ曲がトータル30曲くらい入ってますが、最後まであきません。
なかでも、特に好きになった曲が、サティの「貧者の夢想」と、名曲中の名曲「あなたがほしい」!
☆
サティは、西洋の音楽史上はじめて「環境の音楽」ということを主張したのだとか、、、。
「環境の音楽」というのは、バックグラウンド・ミュージック(BGM)のこと。
個人でも社会でも、いろんなとこに、空気のようにさりげなく音楽が流れている、、、。
そんな、環境に溶け込んだ音楽があってもいい、、、、。
というのがサティが主張したこと。
今じゃ、普通の発想ですよね。
デパートでも、喫茶店でも、駅のホームでも、いろんなところで、音楽が流れている。空気のように環境に溶け込みつつ。
でも、100年くらい前のクラシック音楽の世界では、非常に異質な発想だったようです。
「音楽」というものは、ベートーヴェンの「運命」のような強烈な個性と自己主張を音で表現したもので、それを演奏者も聴衆も正装に身を固めて、一生懸命「芸術」として鑑賞する、、、。それが、当時の「音楽」を聴く流儀でしたから。
主に酒場で演奏するピアニストだったサティは、これに反して、声高に主張したりしない静かな音楽、聴きやすい音楽、自然な音楽をいっぱい書いたのです。後ろ指さされながら。
吉松も、難しくて、わけのわからない現代音楽に背を向けて、聴きやすいすばらしい曲をたくさん書いています。
ロジェが言うように、共通項がありますね。
そんな、サティと吉松、そしてピアニストのロジェ、3人が生んだ、星のかけらのような、光り輝くクリスタルのような小さな音楽を集めた一枚です。
by らいおんまる


