2010年02月12日

バレンタイン

2月14日が、なぜバレンタインデーと呼ばれるのか、よくしらないんですけど、

2月14日を控えた今日、花金の夕方は、いつにもまして浮わついております。

会社で、4つ義理チョコを頂きました(少なめかな?)

チョコ好きの私にとっては、義理でも何でもうれしい限り。

なんて、ぷわぷわした気分でいる時にかぎって、おっもーいメールが送られてきて、げんなりしておりますが、もーいい!

週明けに片付けよう!

さっさと残務を片づけて、とっとと飲みに参ります。

それはさておき、

「バレンタイン」と聞いて、思い出したのが、この絵

                                  ↓




ウィリアム・ハント 「プロティウスからシルヴィアを救うヴァレンタイン」

William Holman Hunt  " Valentine Rescuing Sylvia from Proteus." 1851

19世紀の中ごろ、イギリスの画家たちが独自の流派を作りました。

「ラファエル前派」 Pre-Raphaelite Brotherhood といいます。

16世紀のイタリアの偉大な画家、ラファエルの前の時代に戻ろう!、つまりは、古き良き時代に帰ろう!というムーブメント。

ちょうどそのころ、狭い英仏海峡を隔てた海の向こう、フランスの一部の画家たちは「印象派」というムーブメントを起こして、絵画を一新しよう、絵の革命を起こそうとしていたのに、隣のイギリスでは、「革命」どころか全く逆の「むかしに帰ろう」運動が起こっていたというのは、よく考えると面白いと思います。

印象派は、日本でも人気が高くて、有名な絵がたくさん描かれているのは誰もが知っている通り。

一方、イギリスの「ラファエル前派」は、マイナーですね。

そんな「ラファエル前派」ですが、実はユニークないい絵も多い。




ゲイブリエル・ロセッティ 「プロセルピナ」

Dante Gabriel Rossetti " Proserpine " 1877 


この絵はのモデルは、ロセッティの運命の女性だったようで。

両人とも、それぞれ旦那に、奥さんがいながら、不倫関係にあったらしいです。

この絵のモデルの憂いに満ちた表情は、そんなところから来るのでしょうか、、、。

絵の題名「プロセルピナ」は、ギリシア神話に出てくる美女のこと。ペルセポネとも呼ばれます。

ゼウスの娘である女神ペルセポネは、大地の下にある黄泉の国の王に誘拐されてしまいます。

しかし、ヘルメス(エルメス)神が彼女を探し出し、ペルセポネは、黄泉の国から助け出されます。

しかし、ペルセポネは、黄泉の国でザクロの実(ロセッティの絵で手に持っている果物)を6粒食べてしまっていました。

そのため、彼女は、1年の内6カ月を天上で、残り6カ月を地下ですごすことになる。

ペルセポネは咲き誇る花々と春の女神。

こうして、彼女が地下で暮らす6ヶ月間は暗くて寒いが、のこり6カ月は暖かい季節になったというのがギリシア神話です。

まだまだ、寒くて、今日の東京は小雪が舞いました。

ペルセポネが天上に上る季節はまだ少し先ですね。

ま、そんな寒くて暗い季節も、私は好きだけれど。

クリスマスも、バレンタインもあるわけだから。

では、みなさん、よい週末とバレンタインデーを!


byらいおん  

Posted by らいおんまる at 19:42Comments(0)TrackBack(0)fine art